プライマリケアとは
プライマリケアとは簡単に言えば総合診療のことです。
プライマリケアではいろいろな病気を診て専門医に紹介するのももちろんですが、それぞれの方の病気を臓器別、疾患別にみるだけではなく社会的な環境や家族的背景さらに精神的な要因も含めて全人的に診る科のことをいいます。
私の卒業した当時はまだ研修制度や資格がなかったのです。
そこで佐久総合病院の故若月先生の御指導のもと卒業後10年をかけて全科を研修しました。
全科における診断と治療はもちろんのこと外科手術から外傷や骨折また婦人科手術まであらゆる手術を経験しました。
また内視鏡やエコー・CTに細胞診断などの実技を研修しました。
多分日本で初めてのプライマリケアの医師だと思います。今から10年前にやっとプライマリケアの学会ができそこで認定医と指導医をしています。
プライマリケアとはいろいろな疾患の初期診断と専門医への橋渡しだけでなく、いろいろな科を回ったが診断がつかずしかし体の調子の悪いという方がおおく来院されます。
また一つの疾患だけでなく全身をみるためいろいろな疾患の相談や現在の治療に満足していないといった方の相談も多く来院されます。家族ぐるみで受診される方も多いです。
老若男女、どんな疾患でもまた病気ではないが具合がわるいという方一度御相談ください。
※プライマリケア研修医が見学していることがあります。